最近ずっとダンナの仕事が忙しい。今はピークを過ぎたみたいだけど、それでも午前さまだったりする。
こういう状態が長く続いていると、かろうじて休める週末だけがゆっくり眠れる休息日になる。
平日離れているので、ダンナがこんな激務中でもなんとか家に帰ろうと、平日にそのぶん残業してがんばってくれていることを思うと、ありがたいなあと思う。
せめて週末はゆっくり寝かせてあげたいと思う。思っているのだが。
土曜日はまだ私の心はダンナを心配する気持ちが大きいのだ。だから、「いいんだよ。疲れてるんだから、ゆっくり寝とき」と言えるのだ。
それが日曜になると、ちょっとかすんでしまうんだなあ。ダンナの体調云々よりも、こっちの「せっかくの休みなんだから!」という気持ちがムクムクと。
私は疲れていたら、リフレッシュして気分を変えたい人間なんだけど、きっとダンナは違うんだな。とにかく寝不足を解消しないことには動く気にならない。それだけ、仕事がしんどいんだろうけど。
「優しくなりたい」と思っているのに、「ったく、寝てばっかりじゃねえかよ」と、イラッとしてしまう私は、やっぱり自己中心的なんだなあ。
さっきもついぐだぐだと、ダンナにあたってしまった。「せめてあずさと一緒に寝てくれ」と寝室にあずさを放ったら、しばらく悪戦苦闘していたけど(寝かしつけは苦手)、しばらくしてこそっと見に行くと、仲良く同じ寝顔ですやすやと寝ていた。
こういう姿見ると、いいお父さんなんだけどなあ。
ダンナがいない平日は、もう自分ひとりでせざるを得ないから、頼る人がいなくてもなんとも思わなくなっている。でもダンナがいる日は、「助けて欲しい」という気持ちがどばっと湧き出てくるのがわかる。
こんなにも、ダンナのことを頼りきっているんだなあと驚く。
私よりもきっとダンナのほうが何倍も何倍もしんどいはず。
子どもと一緒にいれなくて、ほとんど毎晩コンビニのお弁当で、寝るかテレビ見るかの部屋で、深夜疲れてへとへとになって帰っても誰も「おかえり」を言ってくれない、そんな生活が週の半分以上。
私だったらきっとたえられない。
それなのに、頑張って仕事終わらせて帰っても、家に私みたいなぶうぶう言う女がいたらなあ。つらいよねえ。
ダンナにもね、もうちょっと気を利かせてもらいたい部分も多々あるんだけど。でもそれを差し引いても、ちょっとかわいそうな仕打ちをしている気がする。
ネットで、激務中のまっただなかにいる人のサイトを見たら、「ああ、ダンナもきっと、こんなかんじなんだろうなあ」、と胸が苦しくなる。
やらなきゃいけないことが山のようにあって、やってもやっても仕事が舞い込んできて、いつ落ち着くのかさえも見通しがきかなくて、一緒に働いている人への不満やら落胆やら、家族への思いやら、きっとそういうことに押しつぶされそうになるくらい、しんどいことがたくさんで。
こういう人のサイトを見ると、いつもダンナのことが心配になって、「ああ、優しくなりたいなあ」と思う。
見返りなんて期待しないで。静かに支えあってわかりあえるような人に。
一生懸命な人を、責めたりしちゃダメだ。それが夫婦ならなおさら。結果的に相手に多少の負担を強いることになったとしても、それはお互いさまなんだ。
どちらか一方がしんどいときは、もう片方もしんどいんだよ。
自分のことでいっぱいいっぱいなときは、相手だってひとりで何でもやるしかなくなるんだ。
こういう状態が長く続くのは決していいことじゃないけど、でもこういうときだからこそ、お互いをわかろうとする気持ちが大事なんだ。支えあわないと。
がんばれ、ダンナ。
がんばれ、わたし。
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