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2005.03.01

福島瑞穂 『結婚と家族』 岩波新書

なんでこんなベタなタイトルの本を手に取ったのか、今でも不思議だ。私は本屋で本を選ぶとき、たいてい背表紙のタイトルだけをざっと見渡し、取捨選択する。本屋がこの上なく好きな私は、なるべく大きい書店に行き、興味のある分野の棚は隈なく見て回るため、そうなってしまう。少しでも私の求めるイメージに引っかからなければ、見過ごすことになる。しかもこの本は岩波新書で、表紙からは何にも訴えられることのない。ますますもって不思議だ。
おそらく私自身が結婚を目前に控えた時期で、うっとうしい問題がふつふつと湧き上がっていたのだろうと、後から考えると少し納得。マリッジブルーのなせるわざか。
さて、内容はというと、実はおおいに読みごたえがあった。夫婦から始まる家族の関係、戸籍に家制度、夫婦別姓などの問題が、わかりやすい例で紹介されている。読めば読むほど、今の日本の家族のあり方に、女性のおかれている立場に、腹が立ってくる。知らないでいた方がよかったような、でもこの先避けて通れなくなるような、暗い未来が見えた気がした。なんとなく結婚した人は読まないほうがいいかも。でも、変わっていってることもあるのだ。どうせ年取ってぶち当たる問題なら、今のうちから考えてやろうじゃないの、という気のしっかりもった方に、おすすめします。

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